アクワイアラーと呼ばれるアクワイアリングバンクとは何か、なぜ必要なのか
1 分
カード決済の世界には、意味がかぶっていて理解しづらいこともある特殊な用語がたくさんあります。
「決済プロセッサー」と「決済ゲートウェイ」は混同されやすい2つの用語の例です。これらは、決済のブラックボックス化されている部分、つまり、顧客が決済をしてから事業者の銀行口座に着金するまでのどこかの段階で使用されるものです。
このブログでは、このブラックボックスの内側を紹介し、決済プロセッサーと決済ゲートウェイの違いや、決済フローにおけるそれぞれの役割、両方の機能を備えたソリューションを導入することによるビジネス上のメリットを解説します。
決済ゲートウェイは、ビジネスが決済を開始できるよう支援するサービスです。
顧客によるオンライン決済を可能にするさまざまなチャネルやサービスを事業者に提供します。決済ゲートウェイは事業者の取引銀行によって提供されている場合と、1社以上の決済プロセッサーと接続する独立したサービスとして存在している場合があります。
しかし、すべての決済ゲートウェイがあらゆる種類の決済を処理できるというわけではありません。Eコマース決済だけを処理するものもあれば、対面決済のみを処理するものもあります。インテグレーションに伴う複雑さを軽減し、未来にも対応できる事業にするためには、複数の種類の決済を処理できるゲートウェイを選ぶことが重要です。
決済プロセッサーは、事業者の取引銀行に代わって決済を処理する企業です。
通常は表に出ることなく処理を行い、事業が運営されている国の規則や標準に処理対象の決済が準拠していることを確認します。
決済プロセッサーは決済ゲートウェイから決済情報を受け取ると、決済ネットワークにその情報を直接伝達して、トランザクションの承認、精算/キャプチャを行います。
決済ゲートウェイは事業者が決済を開始できるよう支援し、決済プロセッサーはアクワイアリングバンクに代わって決済処理の技術的な側面を担います。
決済ゲートウェイと決済プロセッサーは一般的には2つの独立したシステムです。しかしこの両方を1つにまとめれば、決済処理の効率性と信頼性を向上させ、イノベーションを加速することができます。
決済処理はわずか数秒で完了しますが、この間に数多くの処理が行われています。
最初から見ていきましょう。
Adyenは、オンライン決済と対面決済をビジネスにとっても、顧客にとってもシンプルでより快適なものにします。決済ゲートウェイ、決済プロセッサー、アクワイアリングバンクを1つのプラットフォームに統合しており、これをオンライン決済と対面決済の両方で利用できます。契約が1つで、やり取りする相手が1社のみだと決済の管理が簡単になり、業績を最大化することができます。
グローバルなカードネットワークや現地のカードネットワークと直接つながっているAdyenを利用すれば、現地市場の諸条件への適切な対応で優位性を獲得できるため、承認率の向上とトランザクション手数料の削減を実現できます。
Adyenの決済関連のサービスと機能について確認してみましょう。以下に例を挙げます。
詳細を知りたい方は、こちらこちらからご連絡ください。
決済処理のフローと、決済額が顧客の口座から事業者の銀行口座に渡る過程について、理解が深まったことと思います。
特に重要なポイントを以下にまとめておきます。