最近では買い物が本当に簡単になりました。 つい昨日、何気なくInstagramフィードをスクロールしていたら、新しいヘッドホンを購入してしまいました。
今日の企業にとって、顧客が貴社から買い物をする際のスピードと気軽さは、まさに夢のような話です。 顧客を広告から貴社サイトへ引っぱりこみ、決済フローへ進ませる必要はもうありません。 購入者は、好きな品物を見つけた瞬間、ほんの数クリックで購入できます。
コンテクスチュアルコマースはしばらく前から存在していましたが、当社による最新の小売報告によると、消費者はコンテクスチュアルコマースに対して徐々に心を開いていることがわかりました。 回答者の25%はスマートスピーカーを所有していると答えており、51%はデジタルテクノロジーが各自の日常生活に欠かせないと答えています。 その一方で、各種ビジネスがこういった期待に沿えないでいることもわかりました。 55%の購入者はソーシャルメディアで購入したい品物を見つけたけれど、手順があまりにも多すぎて途中で購入をやめたと回答しています。
つまりお客様は、ぎこちないリダイレクトや長々とした決済フォームにわずらわされることなく、決断を下したその瞬間に買い物できるようになりたいという期待を徐々に募らせているのだということを、当社は把握しています。 そして、コンテクチュアルコマースが理想的な解決策だということも。 しかし、技術的なリソースに制限があり、予算も最小限。そんな場合にはどうしたらいいのでしょうか? どうしたらこの流れに乗れるのでしょうか?
そこで登場するのがPay by Linkです。
Pay by Linkは、まさにその名の通り。 購入者が支払い情報を入力し、支払いを行う決済ページへと購入者を連れていくリンク決済ソリューションです。 驚くほどシンプルながらも、開発や統合作業はほとんど必要ないまま、コンテクスチュアルコマースを実現させます。
Example of a pay by link payment page
Pay by Linkの実際
Pay by Linkは、お客様の決済情報を安全に取得する方法として、一般的にコールセンターで使われています。 テレセールス担当者は、購入を完了するためのリンクを顧客へEメールで送信します。 これは、決済セキュリティの地雷原である、電話上でカード情報を読み上げる必要性を取り除きます。 またPay by Linkは高級品の小売業者の間でも人気です。 プライベートな決済ページを通じて限定版や特注品をVIP向けに販売する、すばらしい方法です。
Pay by Linkには、コンテクスチュアルコマースに理想的なその他の使用事例も揃っています。
チャットボット
カスタムTシャツを売っているにせよ、豪華なバケーションを売っているにせよ、チャットボットは、テレセールスチームに頼ることなく顧客の注文を案内する方法として便利です。 購入の段階になると、チャットボットはチャットのスレッドから決済ページへ顧客を誘導するリンクを共有します。
KLMはリダイレクト決済リンクを何年も採用しています - アイスランドの火山が2010年に噴火し、全フライトが飛べなくなったとき以来のことです。 この航空会社には、フライトの再予約を行う大量のお客様にすばやく対処する手段を用意する必要がありました。 そこで、同社はTwitterをサポートの最前線として、各エージェントはここで問い合わせに応じ、フライトの再予約を行い、決済リンクを通じて追加の購入を処理しました。 現在、同社は決済リンクを使うことで、アップグレードや追加荷物などの追加サービスの処理にあたっています。
チャットボットによるPay by Link
音声認識
想像してみてください。あなたはキッチンに立っていて、Alexaで食料品を注文しています。 支払いの段階になると、Alexaはあなたの電話へリンクを送ります。 何回かタップをすれば、支払いが完了し、食料品が配送されます。
アップセル
Pay by Linkは、一般的なセールス環境(店舗やEコマースサイトなど)の外で追加商品をアップセルする際にも使えます。 オランダの大手電子機器小売業者は、この方法を使い、受け渡し地点でスピーカーなどの追加商品をアップセルしています。 配送チームは単純に、決済ページへリンクするQRコードを生成するだけです。 つまり、お客様は新たなエンターテインメントセンターの設置が行われている間に、スマートフォン上で決済を完了できるのです。 これはすばやく簡単であり、さらに(重要な点として)全体的に安全です。
全チャネルにわたるお客様のリアクティベーション
オンラインのお客様が途中で購入を止めてしまったことはありませんか? 何かに気が散ってしまったか、カード情報が手元になかったのかもしれません。 この場合、注文を完了するための決済リンクをEメールで送信して、お客様のリアクティベーションを実施できます。 あるいは、店舗内のお客様が、希望サイズの在庫がないと知りガッカリしたかもしれません。 商品の在庫が戻ったら、お客様に決済リンクをEメールで送信し、オンラインで購入を完了してもらうことができます。商品は店舗でお受け取りいただくか、お客様の元へ配送できます。
チャリティの寄付
もう一つ、すばらしいPay by Linkの使用事例としては、チャリティの寄付があります。 単発の寄付用リンクを生成し、メールリストへ送信できます。 あるいは屋外ビルボードのQRコードを通じたアクセスも可能かもしれません。 NFC Beaconを使い、近くのモバイル機器へ送信することもできるかもしれません。つまり(例えば)ショッピングセンターにいる人たちに向けて、キャンペーンの広告用看板を通り過ぎるときに決済リンクを送ることができるかもしれません。
AdyenでPay by Link
AdyenでPay by Linkを設定するのは簡単です。 ドラッグ&ドロップ要素を使い、貴社ブランドのアセットをアップロードして、Adyenダッシュボードで決済ページを作ればいいだけです。 次に、単発の決済ページを作成するリンクを手動で設定するか、 または貴社システムが国、通貨、金額、リンク失効日などの決済情報を用いて当社のチェックアウト(決済)APIを呼び出すリンクを自動で作成することができます。 その後、リンクが生成され、ご希望のコミュニケーションチャネルへ埋め込まれます。 詳細は当社の参考資料でご覧いただけます。
また、もちろんAdyenを通じ、貴社の購入者の位置に応じたありとあらゆる決済手段にアクセスできるようになります。 つまり、貴社のチャットボットがドイツのお客様に対応している場合、SofortとGiropayが自動的に決済手段として表示されます。3Dセキュア2.0にも対応していますので、購入者は必要に応じて(またその場合に限り)3Dセキュアを通じて動的に誘導されます。 これにより、貴社のお客様にとってはできる限り最高の決済体験が、そして貴社にとってはライアビリティシフト(債務責任の移行)が実現します。
コンテクスチュアルコマースのさらに先へ
もちろん、これはコンテクスチュアルコマースの氷山の一角でしかありません。 もっと先へ進む準備ができたら、当社は貴社をサポートします。貴社のチャットフローに決済フォームを埋め込めば、お客様がリダイレクトされることはまったくなくなります。 このプロセスは、1回のタップ、音声コマンド、または笑顔で作動できるトークン化により、さらなる効率化が可能です。
私はAdyenのプライバシーポリシーを確認した上で、それに基づき私の個人情報が使用されることに同意します。