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ニューヨーク州 · 1月 09, 2025

AIであらゆる決済取引を最適化する決済ソリューション「Adyen Uplift」を発表

  • Patagonia、On、Indeed、NordSecurity、Fuboを含む60の企業で試験導入

  • AIの実装により、従来と比較して、決済コンバージョン率を最大6%向上

世界の多くの大手企業に選ばれているグローバル決済プラットフォームを提供するAdyenは、「Adyen Uplift」の提供を開始することを発表しました。このAIを活用した決済最適化スイートは、決済コンバージョンの向上、不正管理の簡素化、決済コストの削減を支援します。Adyenの加盟店は、データに基づいてカスタマイズされたパフォーマンス推奨事項や、さまざまな決済設定を試す機会を活用し、パフォーマンスを最大化することができます。

コンバージョン、不正リスク、コストのトレードオフから企業を救う

決済管理の複雑さは、企業が目標を達成する上で依然として大きな障壁となっています。企業はコンバージョン、不正リスク、コスト間で常に妥協を迫られてきましたが、Adyen Upliftを活用することで、AIを駆使して決済ファネル全体を最適化することができます。単一の製品スイートに統合された決済最適化機能は、Adyenのグローバルな取引データセットを基に学習したAIを活用しています。このAIファーストのアプローチにより、企業はリスク許容度に応じたシステムと自動化されたコンバージョン最適化機能を通じて、複雑な決済業務に個別対応する必要がなく、決済からより多くの利益を引き出せるようになります。試験導入では利益に対する顕著な改善が確認され、決済コンバージョン率は全体で最大6%向上しました。

Adyenの製品担当副社長Carlo Brunoは、次のように述べています。「リスク管理、コンバージョンの促進、コスト最小化のバランスを取るため、 これまで常に効率的でない妥協を余儀なくされてきました。Adyen Upliftは、AIの進化と能力向上を通じて、リアルタイムでの決済最適化を実現することで、この状況を一変させます。これにより、コスト削減とパフォーマンスが劇的に向上し、2025年以降のビジネス効率が改善されるでしょう」

1兆ドルを超える決済データ

企業やその他のプロバイダーは、限られたデータセットに依存しているため、顧客やその決済行動を把握する能力に制約があります。しかし、Adyen Upliftを活用すれば、企業は1兆ドル以上に相当する世界中の決済データで学習したAIの恩恵を受けることができます。

Onのデジタル・オペレーション&プロジェクト責任者であるLuca Spichtig氏は、次のように述べています。「AdyenのAIを活用することで、コンバージョン率が2%向上し、不正利用を抑制しながら、パフォーマンスとコスト効率の両面で大きな改善をもたらしました」

Adyenは、これまで世界中で10億人以上の消費者による決済処理を取り扱っており、その膨大な取引データを基としたAIソリューションは、優良顧客と不正利用犯を区別するための強力な基盤となっています。

加盟店が新規顧客と取引する場合、その顧客はAdyenのプラットフォーム上で、別の加盟店によって処理された経験がある可能性が高いです。特に、Adyenの決済プラットフォームを利用する小売業界の加盟店の場合、90%以上の確率でAdyenがその顧客をこれまでに処理した経験があります。優良顧客が特定されると、顧客と小売業者は、AIによる最適化でチェックアウトが迅速化されるだけではなく、不正利用被害の軽減という恩恵も受けることができます。

Nord Securityの決済部門責任者であるKes Saulis氏は、次のように述べています。「AdyenのAI技術を活用することで、不正利用とコストを管理しながら決済ファネル全体を最適化し、顧客主導型取引におけるコンバージョン率を10%向上させることができました」

AIファーストの不正利用対策

現在、不正管理プロセスが非常に複雑化してきており、企業は進化し続ける不正手法に対抗するため、膨大なルールを手動で実装する必要があります。しかし、Adyen Upliftを使用すれば、企業は不正管理チームの運用負担を軽減し、不正管理を自動化することができます。このソリューションでは、手動ルールに依存することなく、リスク管理を自動化・精緻化します。これにより、リスクの許容度に応じて不正行為とみなされるレベルを下げ、偽陽性を減らすことができます。

リスク製品を試験導入した企業は、その効果を実感しています。Adyenのソリューションを試験導入しているエンタープライズ企業では、手動設定によるリスクルールを平均86%削減しました。また、35%の加盟店は手動設定によるルールを完全に排除し貴重な時間とリソースを節約しています。

Adyenの加盟店である求人マッチング・採用プラットフォーム大手のIndeedは、自社のビジネス特性に合わせたAIベースの最適化実験を実施し、プロセスの自動化によって効率を向上させ、運用負担を軽減させました。

決済処理コストを最大5%削減

企業は現在、かつてないほど利益に重点を置いているものの、多くは依然として、決済を強力なコスト削減戦略ではなく、単なる支払い方法(コモディティ)として見なしています。

Adyen Upliftは、米国加盟店での試験導入にて、決済コストを最大5%削減しました。AdyenのAIは、取引ごとに最適なレートとルートを選択し、決済にかかる総コストを最小限に抑えるのに役立ちます。また、試験導入した加盟店では、Adyenの最適化機能によって、顧客向けのチェックアウトフローも顧客のニーズに合わせて調整され、コスト削減を実現しました。

Adyenについて

Adyen(AMS: ADYEN)は、大手企業に最適なフィンテックプラットフォームです。エンドツーエンドの決済機能、データに基づく洞察、金融商品を単一のグローバルソリューションとして提供することで、企業がより迅速に目標を達成できるよう支援します。世界中にオフィスをもつAdyenは、LVMH、Meta、On Japan 、SHEIN、Uber、L'Oréal、シンガポール航空などのお客様にサービスを提供しています。Adyen は、通常業務の一環として、提供する製品の改善と拡張を継続的に行っています。新製品や新機能は、プレスリリースやウェブサイト上の製品アップデートを通じて発表されます。